おもちゃ映画ミュージアム


世界から行ってみたい街に選ばれる京都。

神社仏閣や古い町並が人気で

海外の観光客でいっぱいです。


京都は神社仏閣だけではなく

映画の街でもあります。

東映太秦映画村では映画セットがそのままで

時代劇の撮影やアトラクションに使われています。

2時間ドラマでもよく使われています。





都に「おもちゃ映画ミュージアム」という所があるのを知り

行ってみることにしました。

阪急電車「大宮」駅から徒歩10分ほどの所に

ちいさな町家があります。

立て看板に「おもちゃ映画ミュージアム

ミュージアムとあるのでホールのような所と思っていました。







格子戸を開けて入ると

入り口にはなつかしいおもちゃや古い映画のポスターが並んでいます。

館長さんが出迎えてくれました。


奥に入ると古い映写機や古い映画のパネルがいっぱい。

町家独特の古い作りのほか

天井が高い。

元は染色工場だったらしい。

染めた布を天井につり上げて乾燥させていたとのこと。





目をみはるのが壁一面に飾られている

古い日本映画のパネル。

印刷物ではなくすべて手描きです。

文字ひとつひとつレタリング。

デザイン学校時代を思い出されます。

モノクロ映画の頃のものが多く

凝ったデザインばかり。






映写機も16ミリから8ミリまで様々。

私の父が8ミリが趣味だったのでとても懐かしい。






フイルム映画はポジフイルムをパラパラマンガのように

続けて動かし投影することで

動いて見えるしくみ。

原理をわかりやすく教えてくれる機械があります。

縄跳びをする少女の

1枚1枚の動画を並べて

手動でまわし、

覗き穴を覗くと縄跳びをしている少女が動きます。









展示物の他にも

大きなスピーカーがあり、

ステレオが装備されていて

レコードでジャズを聴かせていただきました。

アナログのやさしい音が

お腹に響きます。


そのあと、昭和初期の頃に作られた幻の日本のアニメの上映会。

現在の洗練されたアニメとは違い

牧歌的で未熟です。

けれど暖かい気持ちになりました。


映画好きには知る人ぞ知るという場所らしく

韓国の俳優さんが来日の際

わざわざ訪ねてきたそうです。


神社仏閣ではない京都を楽しむ良い場所です。


おもちゃ映画ミュージアムHP

http://toyfilm-museum.jp/