2010年木曽路を行く 馬籠編 その5


史料館を出て次に向かうのは

地元出身の文豪

島崎藤村の「藤村記念館」です。



島崎藤村といえば

日本を代表する文豪です。


しかし、名ばかりで作品を読んだこともなく

いまいちどういう人なのかもわかりません。


そうそう!

「な〜もしら〜ぬ と〜おきしまより〜♪」

童謡の「椰子の実」の作詞された方でした。


この歌のイメージでなんとなく

南国出身の方だと勝手にイメージしていましたが

海のない山の中のご出身とは。



中に入ると古そうな民家があります。

明治28年の大火のため一帯が焼失しました。

この家は2階で少年時代過ごした

祖父母の隠居所。


中庭を広くとっていて、

草花がさりげなく植えてあり、

なかなか落ち着きます。


古井戸のある家の一角は

藤村の人生を追った映像が流されています。

石段を降りると展示室があります。


直筆の原稿用紙に修正が入れられているものや

出版された貴重な本も展示されています。


展示室を出ると

都会では見かけないタイプの蝶がヒラヒラと舞い

なんとなく純文学の世界。




記念館を出ると

下駄屋を発見。


手作りでしっかりした下駄がたくさん並び

鼻緒の色使いも品のある大人っぽい感じ。

下駄のほかにも

木製の弁当箱や箸なども売られています。


今、家で使っている箸が痛んできたので

新しい箸を購入。

少し太めで握り具合がよく気にいりました。


店を出る頃には空模様がいよいよ怪しくなってきました。

少し周って帰り時かなと坂を下ります。