2015年 パワースポット鞍馬 その3


由岐神社から鞍馬寺への山道が待っています。

途中に贈呈されたオブジェがあったり、

古い木造の門があったりして飽きさせません。

山歩きが慣れない人にとっては

結構きつい登り。

けれど、深い緑と木漏れ日が

心を癒してくれます。



一服しながらボチボチと登るのがコツですね。

しばらくすると

赤い柱の建物が見えてきます。

休憩所のようです。

水分補給や食堂での軽食がここでとれます。



休憩所からは石段。

赤い灯篭が両側を挟んで

参拝客を迎え入れてくれているようです。

けれど、そこそこ長い階段。

「はーはー」言いながら上がり続けていくと

一気に広い場所に出ます。



鞍馬寺の本殿に到着。

赤い柱の出舞台に縄とか紙短冊があり

そこから山々が見えます。

その山こそ比叡山

鞍馬山と並ぶ霊山の一つです。

双子のような関係なんだそうです。



鞍馬寺

朱色の柱が特徴のシンプルなお寺です。

他にない特徴は、

本殿の手前の足元。

真ん中に六角形敷き詰められた石を中心に

円の形の中を三角で構成された舞台があります。

「本殿金堂前の六芒星」というらしい。





鞍馬で最もす強いパワースポットです。

六芒星には天と地を正三角形で結ぶという意味と

三位一体という意味があります。

ここに天のエネルギーが降臨すると言われています。

真ん中に立ち手を合わせます。

鞍馬寺は770年に鑑真和上の高弟である鑑禎上人によって

毘沙門天がまつられたことから始まったとされており、

その後796年に藤原伊勢人が千手観世音を併せて祀るようになり、

はじめは真言宗寺院として信仰を集めていましたが12世紀からは天台宗に改宗。

しかし、第二次世界大戦後1947年にヨーロッパの神智学に影響を受けた住職・信楽香雲によって

新宗教である鞍馬弘教が開宗され、

現在では独立して鞍馬弘教総本山として、毘沙門天、千手観音、に加えて

護法魔王尊の三位一体の「尊天」を本尊として祀っています。

尊天」は愛を月の精霊、千手観音菩薩、光を太陽の精霊、毘沙門天王、

力を大地の精霊、護法魔王尊の三位一体としており、

すべての生命の生かし存在させる宇宙エネルギーであるとのこと。




再び、狛犬ではなく狛虎がお出迎え。

ここに来るたびに力が溢れる気がします。

少し疲れたのでおにぎりを食べて一服。

空気の良いところで食べるのは格別です。




ここで帰路につくこともできますが、

私は「奥の院参道」を歩きながら

貴船神社へとさらに鞍馬山を堪能します。