明治村 vol.2

カメラを片手に東海・関西を中心に旅歩きをはじめて15年。

自分の足で歩いて感じた素敵なスポットを紹介するアーカイブ企画第一弾。


チンチン電車の駅「市電 京都七條駅」まで移動し

チンチン電車に乗って4丁目エリアへ移動します。


札幌電話交換局、京都七條駅巡査派出所が駅周辺にあります。

遠足で来た時にこのあたりの建物の記憶があります。



京都七條駅巡査派出所には

口ひげをはやした巡査さんがいて

お客に声をかけて雰囲気を盛り上げることで有名。

見渡しても見つかりませんでした。


駅のベンチでチンチン電車の到着を待ちます。

チンチン電車といえば

小学生の頃にはまだ京都で

走っていて乗った経験があります。



「チンチン♪ チンチン♪」

やってきました。


「出発進行!」

ガタガタ揺れながら進みます。

決して乗り心地の良いものではありませんが

気持ちをうきうきさせてくれます。


4丁目エリアにある市電 名古屋駅に到着。

わずか数分でしたがなんだか癒されました。



横に長いシンプルな2階建ての建物があります。

明治時代の兵舎である「歩兵第六聯隊兵舎」。

入り口に大きく「楽」という看板があります。

明治時代の軍隊の建物ですが、

中は遊べる施設となっている様子。






1階は、当時の軍服や銃の実物が展示してあります。

また、軍隊の食事を蝋細工で紹介。

カツレツなど洋食中心のようですが意外に量が少ない。

カロリーとしては丁度いいのかな?





1階には展示の他

和物のグッズショップがあります。

ここでイナセな手ぬぐいタオルを購入。

汗をかくので頭に巻くためです。

早速、頭に巻いてみましたが長さは十分ですが

幅が短くて頭上が丸出しになってしまいました。





次に訪れたのは「名古屋衛戌病院」。

外観は南国のペンションを思わせる雰囲気です。

清潔感と温かみを感じます。





中には、当時使用していた医療用ベッドや

レントゲンの機械が展示されています。

これらの機械がなんとも味わい深くて素敵。

昔のSF映画に出できそうな無骨な感じがいい。

機械の一部が木製なので、

冷たい感じがしないのかもしれません。







次は「ハワイ移民集会所」。

これまでの建物とは違い、

赤い三角屋根のかわいい建物。


ワイ島のヒロという町で日本人牧師が建てた教会が

やがて移民者達の集会場として使われたものです。

入り口付近にはアメリ星条旗の旗と鐘があります。


この鐘、ペペケオ耕地の鐘といい

農作業などの時間を知らせるために使われました。

鳥居に似た木組みの上に鐘があり

そこはかとなく和風なのが面白い。





中に入るとハワイ土産でおなじみの

マカデミアンナッツ入りのチョコやコーヒー豆入りの袋があります。

空色のアロハシャツも展示してあり

夏らしい建物でした。





すぐとなりにはかわいい蒸気機関車が展示されています。

明治30年アメリカのブルックス社から購入。

尾西鉄道の弥富〜新一宮間を実際に走っていたそうです。

後世の蒸気機関車と違い

遊園地で走っているものにイメージが近くおもちゃみたい。


運転席にも入ることができるので覗いてみると

小ぶりの炊き釜がありなんともかわいらしい。


つづく