京野菜


いよいよ夏本番を迎え、夏野菜が店頭に並び始めています。

関西では京野菜のブランドが付く店が大流行り。

京野菜というのは

京都府で生産され京都の雰囲気を醸し出す京都特産の野菜のこと。






その中でも筆頭なのが九条葱(くじょうねぎ)。

青い葱の一種で口当たりがやわらかで甘味があり、

葉の内部にぬめりがあります。

ラーメンのトッピングによく使われていて

九条ネギラーメンを売りにした店があるくらい。





京なす(賀茂なす)も有名ですね。

まん丸でかわいい形をしています。

京料理にはかかせない食材。

果皮が薄く、肉質は緻密で弾力。

味噌田楽や煮物などに使われることが多いです。

洋食にも相性がよくてフランス料理やイタリア料理にも使われます。

少し話がそれますが、

ナスという呼び名が正しいことが大人になって初めて知りました。

子供の頃からナスビと呼んでいたからです。

関西独特の呼び方だったようです。

意外に北海道もなすびと呼んでいるらしい。



辛味大根、青味大根などの大根類や

万願寺唐辛子などの唐辛子類も有名。





京都の円山公園付近にある洋風屋敷があります。

長楽館というレストラン&結婚式場。

そこの「夏野菜カレー」が絶品でした。

少しお高めでしたが

素揚げされた野菜が甘くて

濃厚なカレーにぴったりでした。

残念ながらもうメニューから外されてしまいました。





以前、京都にある錦市場にある京野菜を扱う店に

不思議な野菜? が店頭に並んでいました。

黄色くて指の長い女性の手のような不気味なもの。

撮影しようとしたら店員が飛んできて

撮影禁止と注意されました。

調べた所「仏手柑(ぶっしゅかん)」という果物。

柑橘類なんだそうです。

果実の形が手の指の形に似ており、

千手観音を思わせるところから名付けられたそうです。


これからお野菜や果物が美味しくなる季節、

じゃんじゃん食べたいものです。