大阪歴史博物館 その4

8階から7階へ移動。

ここの階は一転して賑やかな雰囲気です。

大阪の大正から昭和初期までのフロア。



この頃の大阪は「大大阪時代」と言われて

賑やかな時代だったそうです。

商業・紡績・鉄鋼などあらゆる産業が栄え、

文化・芸術・産業の中心として近代建築が華開く街をモボ・モガが闊歩する、

華やかで活気にあふれた黄金時代だったそうです。




ひときわ賑わった心斎橋筋や道頓堀などの街角を

大きさも雰囲気もリアルに再現されています。

当時の店頭やネオンなど

近代建築の中に新しいものを取り入れた

新しい大阪というものもあれば、

出店で魚などを買っているような庶民的なものまで再現されています。



なんといっても、歌舞伎小屋が圧巻。

たくさんの看板に縁者の名前が並び

多くののぼりが所せましと飾られています。



当時は、大阪のほうが首都のような感じだったのかもしれません。

人物が色のつかない白い姿のため

ちょっと不気味。


以前、ご紹介したことがあるのですが

現在の大阪にも「大大阪時代」の建築物が残っていて

実際に店舗や会社などに使用されています。


現代建築にはない、モダンな建物が味があって良い。

モダンボーイ・モダンガール(モボ・モガ)と言われていた

当時のファッションも和風の部分が残っていて

なかなかすばらしい。


このフロアで展示は終了。

2階まで降りて地上へ階段で降りるのですが

途中、資料を集めた部屋や

昔の遊びを実際に体験させながら伝承する部屋もあります。



出口を出ると、この博物館自体の建築も面白いので

カメラにおさめます。

隣接しているビルが、NHKの大阪支局。

ウインドウに、教育テレビで活躍しているキャラクターが展示されていて

ちいさな子供たちと母親たちで

賑わっています。

微笑ましくおもい、それをカメラにおさめようとしたとき

警備員さんに「ここはカメラ撮影は禁止」と注意されました。

特に撮影してまずそうなものでないのに・・

ひょっとして、怪しい人物に見えたからかもしれません。