長谷寺へ行く その3



長谷寺、仁王門。




柱の色や建物の重厚さからし

時代を感じさせる門。

やはり守り主の仁王像が出迎えてくれます。





仁王門をくぐると「登廊」とよばれている本堂へつづく廻廊があります。

長谷寺の名物。

はるか上までつづく階段に目をうばわれがちですが

欄間の龍や鷹の彫り物が見事。




天井に無数に貼られている短冊が妙な迫力を感じさせてくれます。




ゆっくり階段をあがっていくと

両サイドにはみごとに咲き誇った花々。

ボタンやシャクヤクの様々な色で目を奪われます。




季節によって花々の種類が代わり

おもむきも違うようです。

元祖「花のお寺」たるゆえん。


はるかに続く階段は、普通に考えると辛く感じてしまいますが

花々を愛でながらなので苦ではありません。

脇にそれると庭のある建物があり、一服がてら庭も散策。

四方が山に囲まれているため、緑が濃く建物も自然の中にとけ込んでいます。



「登廊」も中盤にさしかかると、

美術工芸品の展示場があります。

仏像や美術・装飾品、曼荼羅など見応え十分。







建物から出た眼下の風景がみごと。

「登廊」の長く直線的な屋根に花々、

そして山の緑の絶景。





都会にあるような人工物がほとんどないので

ずっとこの景色が続いていたのだと感じます。

心が豊な気持ちに。


まだまだつづきます。