長谷寺へ行く その4



長谷寺の「登廊」も、


半ばを過ぎる頃には、少し休みたくなるものです。





月輪院という休憩所が良いタイミングであります。


観光地でよくあるような喫茶所ではなく、


歴史のある院。






一歩中に入ると、わびさびのある庭が広がります。


絶妙に配置された木々や


小さいながらも池、


院の建物も品格のあるたたずまい。





月輪院全体がおもてなしの心を感じさせてくれます。





靴を脱いで中に入るのですが、


足元のすのこにユーモアのきいた張り紙が。


「ご注意 たぬきさんが履物をかくしてしまいます。

履物は下駄箱にお入れください」


ほっこりした気持ちになりました。




中は、紅色の敷き物が畳の上に敷かれ


奥にお茶席が設けられています。


全開にされた窓からは
 

外の緑が美しく見えています。




窓際の席をキープ。


お茶は、抹茶と牡丹ともみじの千菓子のセットです。



窓からは、山や瓦屋根が広がり濃い緑が鮮やか。


心地のよい風が顔を触るように流れます。




窓際の席以外にも、庭を鑑賞できるように配置されている席もあります。



離れ部屋には仏壇や仏像が置かれ


安らぎの時間を感じることができました。



心もお腹もリフレッシュ。


いよいよ本堂です。