京都 六角堂
京都といえば、神社仏閣。
名所があります。
そんな名所ばかりではなく、小さくても味のある所もあります。
四条烏丸周辺。
京都の中でも繁華街で近代的なビルが建ち並び、
一見京都だとはわからないエリア。
近代ビルに囲まれてひっそりと建っているお寺があります。
六角堂。
聖徳太子が幼い頃、
淡路島の岩屋に流れ着いた小さな唐櫃を拾いました。
中から如意輪観音の像が出てきました。
それを持仏として大切にし、
菩提寺にと建てられたお寺です。
門をくぐると、時代をギュッと閉じ込めたような空間。
たくさんのハトが出迎えてくれます。
柳の木、大きな線香をさす壷、赤いのぼり、大きな赤い提灯など
なんとなく、浅草のような感じです。
さっそく手をあわせ、祈りをささげたあと、
周辺を少し歩いてみます。
北側に、聖徳太子が沐浴されたという池の跡があります。
この池のほとりに小野妹子を始祖とするお坊さんが住んでいました。
池坊(いけのぼう)名乗られました。
朝夕と花を生けていたことから、
いけばなとして全国に広まったそうです。
池坊・・そういけばなの発祥の地。
今は近代的な空間として活かされています。
なぜか白鳥が泳いでいるのには驚き^^;
いけばなをイメージしたオブジェもあります。
現代風にリファインした部分もあります。
個性的なかわいい童子が立ち並ぶ石の間を流れる水のオブジェ。
上は傘のように広がった木の枝。
心が和みます。
ここに訪れたのは、
これだけが目的ではありません。
真横に建つ、オシャレなビルに入ります。
「スターバックス」。
世界的な有名なコーヒーチェーン。
ビルの1階にあります。
席に座ると、高い吹き抜けの天井。
計算されたモダンな座席。
なんといっても、目の前に広がる空間が素敵です。
壁一面がガラス張り。
六角堂の様子が1枚の絵のように広がります。
コンセプトスターバックス。
全国にたくさんの店舗のある中、
建てる場所の景観を活かした店舗がこの店なのです。
窓に向かって座るひとり用の座席も充実しているので
読書やパソコンをゆったり楽しまれていました。
京都へ訪れて、休憩される際はおすすめです。