スネークマンショー
広島出身のテクノポップユニット「Perfume(パフューム)」や
キャリーパミュパミュが
人気が出たこともあり「テクノサウンド」が再ブームの予感。
「テクノ」といえばYMOが火付け役です。
長く続いたフォークや歌謡曲に飽きてきた時期、
単調で無機質なサウンドに新鮮さを覚えたものです。
「インベーダーゲーム」の大ヒットで次々とゲームが発表され
街中にゲームセンターが乱立した時期でもありました。
7:3わけに襟足を刈り上げた「テクノカット」も話題となって
女性にもてるのはサーファーかテクノか? と盛り上がったものです。
80年代初頭の高校生の生活といえば
放課後、昼飯代を安くして余ったお金でゲームセンターで遊ぶか
貸レコード屋でレコードを借りてカセットテープに録音していました。
当時の流行の発信源はラジオ。
夜更かしをして好きなラジオ番組を聴いていたものでした。
現代のようにビジュアルと一体化したものではなく
耳から聴く文化から生まれたグループが「スネークマンショー」。(≧ω≦)b
「スネークマンショー」のアルバムは
LPレコード1枚にオシャレなテクノサウンドとコントの会話を
交互にミックスしたスタイルです。
下ネタが中心なのですが下品ではなく大人の笑いという感じで
アルバムを聴いた友人同士で盛り上がりました。
小林さんは言わずと知れた英語の達人。
スネークマンショーでは鼻がかった粘っこい声や英語なまりの声など
変幻自在に奇妙な役どころを演じていました。
伊武さんといえば今はインパクトのある役を演じる役者さんで有名ですが
声優さんとしての印象がありました。
伊武さんは低音の渋い声が味。
今聴いてもスネークマンショーのネタは面白く
懐かしさよりもおもわず笑ってしまう逸品。
「スネークマンショー」が注目されたのは
YMOのアルバム「増殖」に参加したのがきっかけ。
後にYMOの坂本龍一さんが
ダウンタウンのアルバム「GEISHA GIRLS "Remix" SHOW 続・炎のおっさんアワー」
をプロデュースした時に「スネークマンショー」を意識したそうです。
ちなみにこのアルバムに小林克也さんも参加されています。