ふぐの話


「ふぐ」と言えば

鍋やふぐ刺し(てっさ)など高いけれどおいしいですね。

怒るとプーと膨れてユーモラス。

内臓に毒がある種類が知られています。


聞いた話では

毒のあるふぐの種類でも養殖で育てられたものには

毒を持ちにくいということです。


海底にある毒素含む細菌を貝が食べて、

その貝を食べることで毒を体内に取り込むのでは?

と考えられているそうです。


私の場合、「ふぐ」といえば食べるよりも観賞。

熱帯魚のフアンの中では「ふぐ」が根強い人気があります。

海水魚の中ではハコフグの仲間がとてもユーモラスでかわいい。

角があったり、派手な色使いだったり個性的です。

一度みたらこれを飼ってみたいと思う人が少なからずいるはずです。





また、汽水性(淡水と海水の中間にあたります)のフグもまたかわいい。

特に人気の高いのがハチノジフグ

一般的に売られているサイズがゴルフボール大で

おでこの模様が数字の8のようになっています。

丸っこくて小さいひれを使いながら水槽を泳ぎ回る姿はなんともいえません。





「ふぐ」と言えば海水と思ってしまいがちですが

実は淡水性の「ふぐ」も多数います。

淡水性の「ふぐ」の仲間でも人気の高いのが

アベニーパファーといって成魚でも2.5cmにしかならない

ミニサイズの「ふぐ」がいます。



以前、このふぐを3匹飼っていました。

「ふぐ」を飼う場合、縄張り争いや他の魚のヒレをかじったりしてしまうので

単独飼いが基本です。

私は基本を無視して他の魚と混泳させていました。

何匹か「これかじられた?」って思われるような魚がいましたが

おおむね仲良く泳いでいます。


赤ムシといって糸ミミズのようなものを好んで食べます。

口がおちょぼ口なので麺をすするように1本づつ食べるのです。

大きな魚にまじってちゃっかり食べる姿は

小さいとはいえ「ふぐ」の気の強さがうかがえます。