NHK少年ドラマシリーズ



小学生の頃、夕方遅くまで遊んだあと家路につき

夕食前のひとときがテレビの時間でとても楽しみでした。


現在の子ども達は、ゲームやパソコンなどテレビ以外の楽しみがあるので

テレビを観ることも少なくなっている様子。


特にNHK総合は大人向けのものが多くてほとんど観ないんでしょうね。



私の小学生の頃はNHK総合でも子供向け番組にも力を入れていて

前回ご紹介した「新八犬伝」などの人形劇や

子供向け情報番組などがありもう一度観てみたいと思えるような

名作番組がたくさんありました。



その中に「NHK少年ドラマシリーズ」というシリーズがありました。

中学生ぐらいの年齢をターゲットにしていて

SFからコメディー、海外作品など

違ったドラマを月曜日から金曜日まで帯で放映していました。


内容などはほとんど覚えていませんが

特にSF小説のドラマは夢中に観ていた記憶があります。


その頃の私は子供向けの特撮番組からそろそろ離れてきた頃で

SFという言葉も知らず、不思議な話という感覚。


その中で一番好きなドラマがあります。

眉村 卓さん原作の「なぞの転校生」。

昨年、リメイクしてドラマ化されていました。


郊外の団地に住む主人公の岩田公一。

ある日、空室だったとなりの部屋にいつの間にか誰かが住んでいるのに気づく。

隣人には同年代の少年がいて、転校生として同じクラスメイトとなる。

どうも転校生の山沢典夫の行動や言動がおかしいと感じる公一は

次々と不思議な体験をしていく中で驚くべき山沢少年の正体を知る・・・

というストーリーです。


超人バロム1」という特撮番組の健太郎役でなじみのあった

高野浩幸さんが主人公だったこともあり

不思議な隣人の正体が何者なのか知りたくて

夢中になって観ていました。

テーマ曲が不思議な雰囲気を出していて映像構成はシュールで不気味なタッチ。



この「NHK少年ドラマシリーズ」の第一回作品が

「タイムトラベラー」というドラマです。

のちに映画で大ヒットした筒井康隆さんの「時をかける少女」が

原作として知られています。



あの紺野美沙子さんが主演