宇宙あれこれ


日本人で初めて宇宙長期滞在した若田光一さん、

日本も宇宙開発に参加する時代です。

若田さんとは同世代なので

子供の頃、漠然と「夢は宇宙飛行士」とこたえていた人の多い中

実際に宇宙飛行士になり、

宇宙空間で生活していたなんてスゴイ話です。


若田さんの活躍で宇宙ステーションに

日本の実験棟「きぼう」が設置されています。

滞在中、4回にわたって無重力状態でのおもしろい実験されました。


テーマの題目でだいたい結果の想像できるものもありますが

興味深いものもいくつかありました。

その中で目にひいたのは

水鉄砲や目薬などの水をあつかった実験。

無重力では水は水球となって空間に漂いますが

水鉄砲に見立てた道具をつかって水を噴出してみると

ちゃんと直線上に水が吹き出ています。

但しなんとなくスローモション。


目薬は入口に水球を作り止まっているので

ポタリと落ちることはありません。

水球状の薬を目に近づけ眼球に触れると

ちゃんと目薬をさすことができるようです。


一番面白かったのは水と油の実験。

地球上では水と油は比重の関係で絶対混じり合わないのに

無重力ではキレイに混じりあうようです。

数十年後、新素材の調味料として売り出されるかもしれません。




40年前の映画にもかかわらず、

リアルな宇宙空間の描写がスゴイ。

私の好きなシーンは、

一般の人が宇宙旅行を楽しめる時代になっていて

お客さんがシャトル内でくつろいでいて

客室乗務員の方が飲み物を渡しに来るシーンです。

身体が浮かないように靴の裏に磁石が装備されていて

ぎこちなく歩くのです。




また、人類を宇宙に送り出す「マーキュリー計画」に

関わってきた男達を描いた映画「ライトスタッフ」も大好き。

ドキュメンタリー小説を原作にしているだけあって

当時の様子がリアルに描かれています。


宿敵ソ連に宇宙開発に大きく水をあけられたアメリカが

威信をかけて計画を推進していきます。


空軍、海軍などのエリートパイロットがライバル心むき出しで

宇宙飛行士を目指します。

少し時間長い映画ですがオススメです。



その他にトム・ハンクス主演の「アポロ13号」もなかなか良い。

有人宇宙船が遭難の危機にあうという

SFではなく実際にあった話だけにハラハラドキドキものです。


宇宙旅行が現実味を増してきました。

宇宙がロマンではなく日常となる日がやってきますね。