パルカスの頭蓋骨


パラカスという地域をご存知でしょうか。

ペルーという国にあります。

ペルーといえばナスカの地上絵。

空からみないとわからない模様や絵が地上に描かれていて

どうやって描いたのか? なぜ描いたのか?

未だに謎が多いことで有名です。

ナスカには文明があったと言われています。

パラカスはナスカの北西にあり、

実はナスカよりも古い文明があった場所らしい。


パラカスにも「エル・カンデラブロ」という燭台を模した

地上絵があるそうです。

この古い町にペルー考古学の父「フリオ・テーロ」という学者が

3000年前の墓地遺跡から

奇妙な頭蓋骨を発掘しました。

しかも、300もの数。

その頭蓋骨、頭部が異常に長いのです。

マクワウリのような長い後頭部。

この奇妙な頭蓋骨が知られると様々な憶測が流れました。

宇宙人?

それとも神?

といったミステリー的なものや

生まれたときから頭部を縛り、

わざと長く伸ばす習慣が各地の古い習慣が各地にあるので

この頭部もそういったものだろうというのが有力でした。


パラカスの頭蓋骨の中には頭皮や髪、歯が残っています。

髪の色が赤毛で、地域が主に黒髪の人がほとんどなので

より一層なぞが深まりました。




そんな中、

残された一部をつかってDNA鑑定をかけることになりました。

1回目の結果。

人類、類人猿、過去の猿人どれにも当てはまらない生き物という

結果が出ました。

しかし、そういう結果は漠然としたものなので

より謎が深まるばかり。


そして、2年後。

2回目のDNA鑑定が出ました。

1回目とは異なる興味深い結果が出たのです。

ルーツはヨーロッパや中東から来たものだというのがわかったのです。

また、絞り上げたために長くなった頭部場合は重さの%が軽くなる。

パルカスのものは密度が高く重いことから

生まれるつきが有力となりました。

なんと頭の長い赤子の頭蓋骨まで見つかり

より謎が深まります。


コロンブスアメリカ大陸を発見する遥か昔から

ヨーロッパ・中東から移り住んだという

謎の人類。


あともう1回の鑑定が行われます。

どんなことがわかるのか?

興味津々です。