明治村 vol.4


4丁目エリアから5丁目へ移動します。


少し小高くなっている所に教会のような建物が見えてきました。

「聖ザビエル天主堂」。

日本に初めてキリスト教を伝道させた聖フランシスコ・ザビエルを

記念して京都に建てられていた教会です。




当然ながら、洋風建築なのですがどことなく和の雰囲気がします。

中に入ると、高い天井に神々しく光がもれるステンドグラス。

キリスト教徒ではないですが、神妙な気持ちになります。

静かな時間が流れている感じです。




ステンドグラスがとても綺麗。

外が汗ばむ気温でも、お寺の中と同じでひんやりしています。

天主堂から出ると熱気が・・



坂道を上がっていくと

大きな三角屋根と黒ずんだ板張りの壁の建物が見えてきました。

入り口に丸いものが吊るされています。

「これ杉玉? 酒蔵かー」





愛知県刈谷市にあった酒造が仕込み蔵に使った「菊の世酒蔵」。

中は天井高くとても広い。


以前、八丁味噌の見学で聞いた話によると

現在大きな樽を作ってもらうと約300万円するとか・・。

しっかりとした梁がしっかりと組み合わせれています。





ちいさい赤い屋根の建物が見えてきました。

写真がいくつか飾られているところをみると

写真に関連した建物のようです。

明治41年新潟県上越市に建てられた「高田小熊写真館」。

ペンションのようで現在でも通用しそう。

明治時代ではけっこうモダンだったかもしれません。






右側に屋根の上に、

展望用のガラス張りの部屋が突き出ている建物を発見。

「何? 監獄?」

明治40年に建設された「金沢金沢監獄中央看守所・監房」です。





入り口に入ると検問所、

四方監視できるように六角形のガラス張り部屋がドンとあります。

両側に独房が続く長い廊下。

「ドキッ」

独房の中を見れるようになっているのですが

リアルな人形を使って再現しているので驚きます。


中に入れる部屋があるので入ってみることに。

狭いのは狭いのですが窮屈さは感じられません。

奥には木製のトイレ。

匂いが大変だったかもしれません。


真ん中で体育座りをしてみて

実感してみます。


「・・・・・・」


独居房体験をしたのでした。





つづく