2015年 パワースポット鞍馬 その5



「霊宝殿」を後にして、再び山道へ歩き始めます。

ここからはちょっとした登山。

牛若丸こと源義経がこの山道を修行の場として使っていたらしい。

ちょっと進むと手洗い場のようなところがあり

山からの湧き水らしい。



牛若丸が山で修行していたときにここで水を飲んだという事です。

特に霊水というわけではなく、普通の湧き水です。

でも鞍馬の水だからひよっとすると…

でも、水源として管理されているわけでないので

免疫力の弱い現代人にはお勧めはしません。

手を洗うことは出来ます。

山道は石畳や石段の所はありますが

足場が悪く歩きにくい。

下りが多い。



しばらくすると開けた場所に出ます。

深い木々に囲まれて小さなお堂があります。

鞍馬寺 僧正ガ谷不動堂」。

牛若丸が天狗に出会ったという伝説の場所です。

確かに独特の雰囲気。

山の深い懐に立っているかのよう。




大きなまっすぐな木に

さらに小さなお堂。

義経堂」。

見上げてみると木漏れ日を背にした烏天狗

舞い降りてくる気配がします。



休憩を終え、再び山道へ。

しばらくするとさらに足場が悪くなる。

木々の根っこが道までせり出し、

地を這う血管のよう。

「木の根道」という鞍馬山の名所のひとつ。

なぜ根深く這うはずの木の根が

表にせり出すかというと、

鞍馬山の地盤が固いかららしい。

この道がとても歩きにくいです。

山歩きになれた人ではないとこの辺りで疲労が溜まります。

私も初めて訪れた時は大変疲れました。

今回は3回目ということもあり平気でした。



さらにさらに進んでいくと

再び広い空間と小さなお堂。

「魔王殿」。

ここは岩山の上に建っているらしい。

この岩山は太古の昔、護法魔王尊が降り立った場所らしいです。

鞍馬寺に伝わる護法魔王尊の姿は鼻が高くて天狗の姿をしています。

でも、護法魔王尊=鞍馬天狗ではありません。



鞍馬山鞍馬天狗鞍馬山僧正坊という天狗界の最高位の存在です。

護法魔王尊はその鞍馬天狗を配下に従える存在。

天狗は精霊であり、魔王尊は神ということらしい。

鞍馬弘教では護法魔王尊は鞍馬寺の本尊である尊天の仮の姿。

大地の霊、力を象徴する神様となっています。

650万年前に金星から来たということです。

この魔王殿のあたりはパワースポットファンの間では、

凄いパワーのある場所だと噂になってます。

確かに時間が止まったような場所です。




まっすぐに伸びた木々を横目に

下り坂をひたすら進みます。

やがて、かすかに水の音がします。

終点の貴船に到着しました。



ここには人気スポット貴船神社があります。

せっかくなので行ってみます。

つづく