大人の遠足 大阪自然史博物館&長居植物園 その7

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いよいよ大阪自然史博物館です。

ここは私が30年以上前に毎月通いつめた所。「(゚ペ)


数年前にリニューアルし外観はまるでちがう。

一番の特徴というか、目玉なのが

巨大な原寸大のクジラの骨のレプリカが、入り口に吊るされていること。Σ(・口・)


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これは一見の価値あります。

肋骨あたりを見上げてみると、芸術的なオブジェそのものです。(゚д゚)(。_。)


テンションが上がりつつ中へ入ります。

いきなり、ナウマンゾウと大シカの模型がお出迎え。(゚д゚)(。_。)


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円筒形の吹き抜けの広間にあると、存在感があります。

中の配置は昔と変わってないようです。*1


壁沿いに階段を上がっていくと

壁には巨大ワニの全身骨格が飾られています。

これも変わらない。(゚д゚)(。_。)


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一番変わらないのがホルマリン臭。

理科室で漂うあの独特の薬くささ。(;^_^A


最初の部屋は、山里など自然に共存した生活をわかりやすく展示されています。

人が生活するうえで、時には自然の生き物が害を及ぼすこともあります。「(゚ペ)


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鹿が畑などを荒らすのもその一つ。

動物園ではかわいい存在なのに、所変われば害獣となってしまいます。

なかなかむずかしい問題です。「(゚ペ)


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この部屋にとても懐かしい、生き物の模型を発見。

カブトエビ。Σ(・口・)


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都心でも、田んぼがたくさんあった時代、

天然記念物のカブトガニにそっくりな

ちいさなカブトエビという生き物が、水をはった田んぼにたくさんいました。d(>_・ )


中学生の頃、博物館のお手伝いをしていて

このカブトエビを採集して、個体を調べたり

種類を調べたりしながら、大阪の一部の分布を調べていました。d(>_・ )


記憶がさだかではありませんが、

アジアカブトエビというのが、大阪のほとんどに生息しているのですが

一部の地域に、ヨーロッパカブトエビというのが生息していた

ということだったと思います。「(゚ペ)


古代から姿が変わらない姿。

卵の状態では、砂漠などの乾燥した状態の中でも、

何年も経たをすると何十年以上も生き続けます。Σ(・口・)

雨が降り、水に満たされると生まれてくるというたくましさ。Σ(・口・)


ちょっと、語りすぎました。すみません。(;^_^A


お手伝いさせていただいた時は、建物の地下だったとおもいますが

実験室で話を聞いたり、学んでいました。d(>_・ )


電子顕微鏡の部屋があって、

当時の顕微鏡は、

部屋一面にぎっしり詰まっている機械が、

電子顕微鏡だと説明され驚いたものです。「(゚ペ)


また、博物館主催のイベントがあり、

仲間たちと奈良へ鹿のフンにつく虫を観察に行ったとき

鳥のモズが、センチコガネというフンに集る虫を

枝にさしていたものを発見しました。「(゚ペ)

モズという鳥は、習性で獲物を木の枝にさしておきます。


さしているものがセンチコガネというのが

めずらしいものだということで、

博物館に標本として持ち帰り、展示されたことがありました。d(>_・ )

連名でレポートを書き、会誌にも載せていただきました。


なんだか、過去の話を書き出すときりがないので

興味深い次の部屋の展示の話にもどりたいと思います。(;^_^A


次の部屋は、私の好きな所。

骨だらけの部屋です。d(>_・ )


まず、目をひくのがジャングルの動物たち。

よくみかけるのは、動物の剥製を配置したジオラマで表現しているもの。

ここでは、全身骨格で展示してあるのです。

オランウータンなどの猿の骨格なんか

あまり見る機会がないので面白い。(≧ω≦)b


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それぞれの動物達の、生活環境に対応した身体の作りが骨でわかります。


次は、象の全身の骨。

動物園の象は見慣れているのですが

骨ともなると、やはりデカイ。Σ(・口・)


ぞうほね.JPG


あと、蛇の骨もあります。

細かい骨が秩序正しく並んで、ちょっとした芸術品。Σ(・口・)


タカアシガニという巨大な蟹のカラも、展示してありますがかなり大きい。

食いしん坊の人なら、「美味しそう。何人前?」と思うかも。「(゚ペ)


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なんと言っても、この部屋の目玉は

クジラの全身骨格が、天井に吊るされていること。(゚д゚)(。_。)


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部屋いっぱいの大きさでやっと入っている感じです。

博物館の入り口のクジラの骨もいいですが

部屋の中にあると、生活の中の大きさで比較できるので

いかにクジラが大きいか実感できます。*2

「次回 魅力的で興味深い展示 の巻」

*1:-_-。)(。-_-

*2:-д- 三 -д-