アカデミー賞 大全集

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過ごしやすい季節。

夜長をゆっくりと、時間を楽しむのに良い季節ですね。

映画館に行かなくても、レンタルやネットで昔の映画を楽しむのもいい感じ。(≧ω≦)b


以前、ご紹介した「小津安二郎 全集」という代表作を集めた

DVDをご紹介しました。

今回、アカデミー賞 大全集」という

過去に賞を獲得した映画が10枚組みセットになったDVDを購入しました。(≧ω≦)b


すべて、観ることができていませんが、

良い作品が多い中、お気に入りの3つの作品をご紹介します。

著作権の期限が切れた1930〜50年代を集めたもの。d(>_・ )


ほとんど白黒映画ですが、アカデミー賞を獲っただけに中身が濃い。

時代性のあってか、現在の殺伐とした映画よりも優雅でエレガント。d(>_・ )


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まず、最初の作品は「イヴの総て」。

1950年、ジョセフ・F・マウィッツ監督で

ベティ・デイヴィスアン・バクスターのダブル主演で繰り広げられます。

アカデミー賞では、作品賞をはじめとして6部門で受賞。

名作中の名作といわれています。d(>_・ )


ストーリーは、

田舎から出てきた女優志望のイヴは、

ブロードウェイの大女優のマーゴの付き人となる。

従順にマーゴの付き人として優秀な存在となっていく、

一見、純朴で無垢なイヴに見えていたが、

実はしたたかな企てを秘めていた。

というものです。d(>_・ )


ブロードウェイの裏側で、

成り上がっていく女優の姿をサスペンス調で描いています。

マーゴ役のベティ・デイヴィス

イヴ役のアン・バクスターの白熱した演技力が見ものです。d(>_・ )

売り出し中の女優という設定で、若きマリリンモンローも出演しています。

セクシーなモンローになる前の姿も、かわいく美しい。

当時から、何かをもっていたのがわかります。*:・゚\(゚▽゚*)


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次の作品は「レベッカ」。

1940年のアメリカ映画。

あのアルフレッド・ヒッチコックが監督をしています。(≧ω≦)b

アカデミー賞最優秀作品賞と撮影賞(黒白部門)を獲得しました。


ストーリーは、

ヴァン・ホッパー夫人の付き人として

モンテカルロのホテルにやってきた「わたし」は、

そこでイギリスの大金持ちであるマキシムと出会う。

マキシムは1年前にヨット事故で前妻レベッカを亡くしていた。

恋に落ちた「わたし」は、

滞在中にプロポーズを受け、一躍、大金持ちの夫人となる。

大屋敷に婦人として、招かれるが

前婦人のレベッカの影響下にある付き人や

夫のマキシムの不自然な態度で混乱を始める。

やがて、真実を知ることになる。d(>_・ )


ヒッチコックが監督ということもあり、

ミステリー調の雰囲気が漂います。

一人称の「わたし」という感じが、観るものと同化していき

引き込まれていきます。d(>_・ )

現在の映画もありがちな、悪いどんでん返しではなく

ハッピーエンドに終わるのが、時代を感じさせます。d(>_・ )


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最後に1944年の「ガス燈」という作品。

アカデミー主演女優賞とゴールデングローブ賞

主演女優賞 (ドラマ部門)を受賞)しています。d(>_・ )


その女優こそ、名女優イングリッド・バーグマン。*:・゚\(゚▽゚*)


ストーリーは、

ロンドンで共に暮らしていた

尊敬する叔母を殺人鬼に殺され、失意にあるポーラ。

そんな中、グレゴリーと出会う。

恋に落ちたポーラが、グレゴリーと結婚。

一時離れていた、叔母と暮らしていた住まいで暮らすことになる。

楽しい毎日がおくれると思っていたものの、

まわりの物がなくなっていく。

グレゴリーは、その原因が彼女にあると指摘する。

知らず知らずに「物忘れや盗癖」を行い、

自分がおかしくなったのだと思い込んでしまう。

毎晩、自室のガス燈が小さくなり、

天井の部屋から物音がするように感じるようになる。

実は、恐ろしい謎が隠されていた。d(>_・ )


イングリッド・バーグマン演じるポーラが、

精神的に追い込まれていく迫真の演技が

このストーリーの肝です。d(>_・ )

大きなどんでん返しもなく、想像した決着となるので

少し物足りない気がしました。「(゚ペ)


この3作品以外にも、冒険活劇、コメディーなど

たくさんつまったDVD集です。

1600円と安価なので、楽しまれてはどうでしょうか。*:・゚\(゚▽゚*)