歴史街道を行く 晴明神社


時は、平安時代

陰陽師という、貴族や権力者の吉凶を占う人達がいました。

その中でも、伝説となっているのが安倍晴明という陰陽師

晴明を主人公にした映画が上演されたこともあるので、

ご存知の方もおられるかもしれません。


京都の御所や二条城跡の付近に、

晴明を祭った「晴明神社」があります。


京都地下鉄「今出川」駅を出て、徒歩15分ほどの所。

堀川通に面した、比較的新しい建物に囲まれてぽつりとありました。



鳥居を見てみると☆のマーク。

もともと、天文学(天文道)が始まりと言われていることから

☆ のマークを使っているのかもしれません。


鳥居をくぐると、

個性的な顔をした狛犬像がお出迎えです。


間に小道が横切って、また鳥居という感じ。

小道の両側には、お土産店がならび晴明グッズが

並べられています。


小道を渡って、もう一度鳥居をくぐると本殿となります。

行く前のイメージでは、そこそこ大きな敷地の神社かとおもっていましたが

それほど大きくはなく、少し大きめのお屋敷くらいのサイズです。



鳥居をぬけてすぐの所に、白い看板があり

少し長めの文章が書かれています。

なんだろうと読んでみると

「周辺の店舗で売られているグッズは、

神社でお祓いをすませたものじゃありません」


ようは、晴明人気を利用して、勝手にグッズ販売をしているため

もめている様子。


神妙な気持ちで訪れたのに、なんとなく興ざめしました。


本殿には、晴明像があり、記念写真を撮る観光客がたくさん。

祈願前の手洗い場も、☆をもじっていて凝った作りをしています。



しっかりと祈願のあと、

右側に、みごとな桃の像が置かれています。

これをなぜると、良い事があるそうなので

しっかりとなぜなぜ。



敷地内にある、正式な店でお守りを購入。

☆ が大きくあしらわれなかなか、効き目がありそう。



お守りを買う時に並んでいたお客が、

腕っ節のよさそうで、かっこいいタトゥーを堀っている人が

お守りやお札を買っていましたが、

この神社に、なぜかマッチしていました。



敷地内のあちこちに、ユニークな像もいくつか置かれていて

意外とエンターテーメントな神社でした。