京都中央卸売市場 市場まつり


京都の食材が集まる京都中央卸売り市場。

毎年、勤労感謝の日に市場まつり(旧;鍋まつり)が行われます。


一般人が普段は入れない市場内を開放し

旬の食材を使って作った炊き出しのお鍋や

新鮮な魚介類や野菜を転売しています。


このまつりを初めて知ったのは4年前。

近所にある梅小路蒸気機関車館に訪れた時に知りました。


今回は3回目。

ひさしぶりに行ってきました。



この祭り、あまり知られていないのは

期間が1日で時間も10時から2時までと短いから。


小雨が降り、風の冷たい日でしたので

お鍋を食べるのにはうってつけ。



大変な賑わい。

入り口付近には、かならずあんこう鍋のブースがあります。

それは、ブース前でアンコウを捌くパフォーマンスをしているから。

アンコウは、1m近く有る身体が柔らかくて、まな板で捌くのが困難なので、

フックで吊り下げ、お腹に水を入れて捌くのです。



今回も、パフォーマンスが行われ

さばいたあと、子供達と記念撮影が行われていました。




パフォーマンスのご祝儀のつもりで、

まずは、あんこう鍋を頂きます。


しめじと白菜、白ネギの入った薄味のお鍋。

アンコウの風味が、出汁に出ています。

臭みを抑えるために、少し生姜が入っています。

残念なことに、肝心のアンコウの身が一切れ。

もう少し考えてほしいものです。



おとなりのブースに、焼きイカが。

思わず購入。

男らしくかぶりつきます。

ひさしぶりにイカをまるごと食べました。




食欲の秋。

胃袋がうなります。

ブースによって、並んでる所とそうでない所があります。

海鮮ぞうすいは大人気。

おとなりのカニ鍋はそうでもない。

カニが食べれるのになぜ? と思いながら

カニ鍋を購入。



うん、カニの甘みの出た出汁はうまい。

カニの足もたくさん入っています。

なぜ、人気薄なのかわかりました。

基本が立ち食いのため殻をむいて、身を食べるのがむずかしい。

カニ自体も小振り。




鍋ブースとはちがう並びは、

鮮魚を販売しています。

威勢のいい店員さんが、あと売り切れ何匹と指を出しながら

カウントダウンしています。




この並びに、海鮮ちらし寿司が販売されていて

とても美味しいので、今回も楽しみにしていたのですが

売り切れたのかすでにありませんでした。



口の中はお寿司を食べたい感じになっています。

京都の老舗のお寿司屋さんの、にぎり寿司食べることにします。

エビや巻寿司、いなり寿司が結構なボリューム。




ぺろりと平らげました。


もう少し、食べれそうなので、

鍋ブースを物色していると、松茸と鱧(はも)の鍋を発見。



炊き出しのためか、松茸の香りも薄くて

鱧もいまひとつでした。


毎回、変わったスィーツのブースがあったので

締めはスィーツにしようかと探したのですが、

見当たりません。


そういえば、鍋の種類もバリエーションがない。


どこも厳しいのでしょうね。




スィーツのかわりに、果物や京野菜が販売されていました。

甘栗があったので、お土産に購入しました。


いやー、気がつかないうちにたくさん食べてしまいました。


紅葉狩りの前に立ち寄って、お鍋を食べるというのも良いかもしれません。