いにしえの当麻寺 その1



秋半ば、奈良県 葛西市にある当麻寺當麻寺)という所へ行ってきました。

奈良県といっても大阪府の県境。


らくだのこぶのようにみえる二上山の麓にあります。

古代は軍事上、交通上の要所だったそうです。


中将姫の蓮糸曼荼羅当麻曼荼羅)の伝説で有名な古いお寺です。




近鉄電車「当麻寺」駅を降りると

さっそく味のある建物があります。




のれんには「よもぎもち」。

突きたてのよもぎ餅を店内で食べれるようです。



角を曲がると当麻寺までの直線道。

遠目に山が見え、古い街並が続いています。



店頭に地酒の瓶が並べられていたり、

陶器の店先にビールの缶で作られた奇妙な風車があります。



庭先になった柿を眺めていると

屋根に微笑ましい恵比寿様や大黒様の像が飾られています。




ハイキングを楽しむ方と地元の方が親しげに話す姿や

若いカップルがちらほら。

のどかな時間が流れます。


當麻という所は、お相撲の発祥地らしい。

資料館や祀られているお堂などがあります。



そうこうするうちに当麻寺の門が見えてきました。

石段を登ると門の両脇を守るかのような仁王像がお出迎え。

奈良県にある古いお寺にはたいがい仁王像が門にいます。



門をぬけると山の下に広い敷地。

それほどメジャーじゃないお寺なので

こじんまりとしているかとおもいきやおもったより広い。




本堂に向かって歩いていくと

立て看板に「国宝 梵鐘」書かれています。

小さな鐘堂ですが、なんと日本最古の梵鐘らしい。

白鳳時代ということですから

なんと、千年以上前。



すごく古いお寺だったのだとあらためて感じました。


ここでは、古い建物だけでなく

写経、写仏体験や庭めぐりのあとお茶を楽しめる場所もあるようです。


楽しみになってきました。


つづく