安井金比羅宮


人と人との関わりはご縁だといいます。

様々な性格があるかぎり

トラブルもつきものです。

この人と縁が切れたらスッキリするなぁと考えているのは

今も昔も変わりません。


そんな想いを祈願できる神社仏閣が全国各地にあるようです。

その中でも有名なのが京都にある安井金比羅宮

花街の祇園にあります。





ご祭神は、かの「日本三大怨霊」とも呼ばれた崇徳天皇

保元の乱で讃岐に流された崇徳天皇が、

讃岐の金刀比羅宮で欲を断ち切ったことから、

断ち物の祈願所として信仰されました。




不倫相手の男性とその妻との縁を壊したい女や、

嫌いな相手を陥れたい人など、憎い相手を不幸にしたい、

ドロっとした人々が全国から集まっていたようですが

最近は悪縁を切り、

良縁を結ぶといったポジティブなパワースポットとして

愛されているようです。





それほど広い神社ではありません。




ユニークなのは

「縁切り縁結び碑(いし)」です。

高さは1.5メートル、幅は3メートルの絵馬の形をした石。

その中をくぐり、祈願した札を貼付けるというもの。






穴をくぐる順番を待つ長蛇の列。

悪縁を切りたいというドロっとしたものはなく

カップルや女友達同士が多くみられました。

石の穴をくぐりながら笑顔の人が多い。




切羽詰まった様子は見たくないですものね。


敷地内にはオリジナル絵馬を作ってくれる店や

縁結びの占いなど

縁切りとは別の楽しみもあります。




なんとも面白いのは、

この神社のすぐ横がラブホテル街。



意図的なのかどうかわかりませんが

良縁を結んだあとは、

より縁を結びたい・・

そんなところでしょうか。