ザ・ブルーハーツ
パンク・ロックと聞いて皆様はどういう感想をいだかれるでしょうか?
「モヒカン刈り」「針鋲がいっぱいついた革ジャン」「鼻ピアス」など
過激なイメージをもたれている方が多いとおもいます。
パンク・ロックというのは、
ロック音楽がビートルズを経て難解な音楽理論や音楽的に高度になり
もともと若者の主義主張を音楽にのせていくものという元来の精神性が
遠のいていく時期に原点回帰的な流れで
若者の等身大としてのロックとして生まれたそうです。
学生時代、パンク好きな連中もいましたが
そんなに興味ありませんでした。
やがて社会人になりたての頃「ザ・ブルーハーツ」というバンドに出会いました。
「キス〜してほしい〜キス〜してほしい〜♪」って
コマーシャルにもよく使われているので
聴いたら「あーなるほど聴いたことがある」と思われるんじゃないでしょうか。
日本のパンクのカリスマという肩書きがありますが
パンクのジャンルに入るのかわかりません。
活動時期の最初の頃は「原発」「戦争」「人種差別」など
社会性の強い詩が多く
バブルの頃にもかかわらず薄汚いが
個性の強いファッションであったことからパンク的なのかもしれません。
彼等の良いところは素直さ。
ロックといえば言葉の暴力になりかねないものが多い中
詩がやさしく力強い。
覚えやすいメロディーにヴォーカルのヒロトの声
などハマるとスルメのようにジワジワと良さが伝わります。
最近、宝島社から出ている「ブルーハーツと日本のパンク」という
雑誌を読み、彼等の軌跡を知りました。
どこかビートルズにかぶる部分もありました。
今ももちろん聴きますが、
社会に出たての頃や独立したての頃の
私への応援歌です。