手塚治虫記念館 その3


タイムカプセルを抜けると

ミニシアターがあります。


出し物は期間によって変わりますが

今回は手塚先生の反省をアニメを交えたドキュメンタリー。



戦前戦後の昭和の時代が

先生の生き様とともに蘇ります。

懐かしさと感動のムービーでした。



2階は特設コーナー。

ブラックジャック創作秘話がテーマです。

貴重な生原稿が展示されています。

手あかや色鉛筆での印刷指示など

印刷されたものにないエネルギッシュさを感じます。




生原稿はいろんな話の一部を展示されていますが

1つだけ全ストーリーを読めるコーナーがあります。

それは、リアルタイムで週刊チャンピオンで子供の頃読んだ大好きな話。



「事故で両手を失った寿司職人の男が、

加害者の運転手に寿司の握りを教えて、大変な腕前に育てた。

けれど、今度は運転手が交通事故で死んでしまう。


そこで、ブラックジャックが運転手の腕を

寿司職人に移植し職人の両手が復活という話。」


久しぶりに読んでふたたび感動しました。



特設コーナーを出ると資料室。

モニター操作で

アニメ作品や資料の解説を見ることができます。

子供達には簡単なゲームも。



そして、手塚漫画がずらりならんだ図書コーナー。

代表作をはじめ、マイナー作品まで

手にとって読むことができます。



中でもめずらしいのが

海外で翻訳された本。

フランス版の「アドルフに告ぐ」を手にとりました。

セリフは当然フランス語。

貴重な本を見ることができました。


宝塚といえば歌劇団ですが

手塚記念館も負けない魅力的な施設でした。