2015年大雪の神社仏閣めぐり その3


京都、大原といえば三千院が有名ですが

それ以外にも魅力的なお寺があります。

そのひとつが向かっている宝泉院。



三千院道沿いの道を北に向かって歩きます。

左手には

鑑賞式庭園が有名な実光院があります。

紅葉と桜が同時にみれるめずらしい桜「不断桜」が有名。

時期はずれのため、こちらは今回パス。


道なりの突き当たりにあるのが勝林院。

ここは呂調と律調でなる声明の根本道場です。

ボタンを押すと声明の一部が鳴り響くのを聞く体験ができます。





奥まった所にあるのが目的である宝泉院。

ここは700年の樹齢をもつ松「五葉松」があり

庭を全天候の部屋から眺めることができる禅寺。

入り口門では五葉松のりっぱな姿を見ることができます。





けれど、今回は雪が積もってしまっていて

五葉松の迫力がいまひとつ。

散歩をしながら楽しめる奥の庭も

積雪のため入園中止。




しかたがないので建家へ行きます。

途中、庭の池が凍っていたり

緑も灰色です。







建家に入ると部屋があり、そこにはいろりがあります。

額のような窓からは雪景色の庭が鑑賞できます。

美術品や書なども展示されています。


寒いため、おトイレを拝借。

中には格言と絵の張り紙が。


「口が濁れば、愚痴となる」

うまいことを言う。



動物をかたどった箸置きを販売。

さりげない感じで売っているので好感が持てます。





獅子落しのある中庭を通って

奥の間へ。




180°全天候の部屋からは

雪化粧の素敵な庭が見えます。

切り取ってみると水墨画のようです。







この様子を撮影しようと

マチュアカメラマンがいっぱい。

もっと近くで見たいのだけれど

何かと口うるさい。

何様なんでしょう?




全天候とはいえ、時期は真冬。

もちろん暖房はありません。

ありがたいことにお茶とお菓子をいただけるので

広間に座り、庭をながめながらいただくひととき。

贅沢です。

五葉松の長くのびた幹には

重い雪が乗り

ひときわ味わいがあります。


偉い方が座って庭を眺められた小さな間があり

座布団と肘宛が置いてあります。

自由に座れるので

お殿様気分で座ってみるのもいいです。


庭を満喫できたので

三千院へとむかいます。