中島らも


皆様、関西の鬼才 中島らも さんをご存知でしょうか。

2004年に不慮の事故で亡くなりましたが

全国区のテレビにもたまに出演されていたので

ご存知の方もおられるかもしれません。


コピーライターから始まり

エッセイ、小説、脚本、シンガーなど多彩な才能を発揮された方です。


鬼才といってもご本人は「ボー」としたキャラクターで

かわったオッサンでした。(笑)


私が、らもさんを知ったのは学生時代です。

当時「宝島」や「ビックリハウス」など

サブカルチャーを中心とした面白い雑誌を講読していました。

その頃、らもさんはカネテツ(現カネテツフーズ)という

カマボコの老舗会社の広告のコピー書いていて

「宝島」に1ページほど

カネテツのキャラクター「てっちゃん」を使って

エッセイと4コマ漫画のページを担当されていました。


本屋で見かけた「中島らも」という名に

興味をもった私は「変!」というエッセイを購入し

読んでみたらなかなか面白い。

当時の広告業界の裏話を独特のタッチで書かれていて

フアンになってしまいました。


リリパットアーミー」という劇団を主宰していて

私の妹はハマってしまい何度か通いつめていました。


エッセイばかり読んでいたのですが

やがて、小説のほうも読むようになりました。


『今夜、すべてのバーで』という小説がお気に入りです。

アルコール中毒で入院をよぎなくされた時の

実体験をうまく小説に盛り込んでいます。


一度も読んだことのない方は

「らもワールド」を一度堪能してみてはいかがでしょう。