リアルヒーロー
一時期、テレビではK1や総合格闘技がもてはやされていましたが
地上波ではボクシングぐらいになってしまいました。
私はマニアで詳しいというわけじゃないのですが
格闘技に関するものを読んだり観たりしています。
子供の頃のヒーローといえば
ウルトラマンなどの特撮ヒーローとかはありますが
プロレスラーや拳法の達人などがリアルなヒーローとして
憧れていました。
小学生の頃、ブルース・リーが大ブームで、
ものまねの方がよくやる「アチョー」など掛け声が子ども達の間で
飛び交うことが多かったように思います。
ブルース・リーが持っていたヌンチャクが憧れのグッズで
ゴムでできた安全なヌンチャクというのが流行り、
通販で購入するお金持ちの子供がいて
指をくわえてみていた記憶があります。
私の場合、くやしいので材木置き場で棒きれを拾ってきて
手作りでヌンチャクを作りました。
木製で安全とはいえずとりあげられました。(笑)
異種格闘技に燃えた
プロレスも興奮して観ていて
プロレスラーが最強という伝説を信じていました。
やがて大人びてくるとショーとしてではなく総合格闘技という
真剣勝負の世界になると
プロレスラーが最強ということがいえないことがわかりました。
そういった世界を描いている作品が
夢枕 獏 著 「新餓狼伝」です。
実在のプロレスラーや格闘家をモデルに
闘いのリアルな表現や心の状態などが書かれていて
映像が浮かぶような小説です。
「現在の宮本武蔵の世界を書きたかった」という作者の言葉通り
格闘技エンターテーメント小説です。
漫画版も小説にないストーリーがあったりしてまた面白いです。