兵庫県立美術館 その2
広い美術館の東側にある展示室にあるのが
「天野 喜孝 展」です。
マルチアーティストの天野さん。
特殊な経歴の持ち主です。
というのも元アニメーター。
70〜80年代にキャラクターデザイナーとして
活躍されました。
退社後、アーティストとして様々な分野で作品を発表されています。
長い廊下を進むと
全天候の窓の空間に海が見えます。
ありそうでない、海辺にある美術館。
チケットの絵は3種類あって
好きなものを選べます。
最初のコーナーは
子供の頃大好きだったキャラ。
子供向けのアニメなのにお色気な感じが
印象的です。
次に独立後は
菊池秀行 著 人気小説吸血鬼ハンター"D"の
ビジュアル化。
子供向けで制限された大人の表現が印象的。
Dの妖艶な感じと黒がいい感じ。
そして、大人気ゲームソフト「ファイナルファンタジー」のキャラクターデザイン。
若い年代の人にとっては
こちらのフアンが多いことでしょう。
様々な世界の絵が続きます。
淋派やクリムトに影響された色彩鮮やかで妖艶な世界。
そして、アニメーター出身ということで
いままでの画家にみられない躍動感と構図が素晴らしい。
最後の部屋に目にみはる大きな女性のフィギュア。
中心にポップな色彩の大きなサイズの絵が展示されています。
版画のようなものを使っているらしく。
現代美術のような今風の作品です。
来場者も中年から若年層まで
たくさんのギャラリーが詰めかけていました。
感動と刺激をうけました、さすがです。
引き続き「舟越 柱 展」です。
つづく