進め!電波少年



クイズやトーク番組が多いようですが

バラエティー番組もCM不況の中、

苦しいながらもがんばっているようです。


私が好きなバラエティーはロケもの。


ロケものバラエティーの元祖といえば

売れない漫才コンビ「猿岩石」が

ヒッチハイクユーラシア大陸横断しロンドンまで行くという企画で

大ブレイクした番組「進め!電波少年」。


私は台本のないいきあたりばったりの企画は大好き。

電波少年は猿岩石のヒッチハイクが有名ですが

私はブレイク前の企画も捨てがたい。


中でもアポなし企画といって

思いつきの企画をなんのアポイントもとらず

直談判で進めていくものがあります。


何が起こるかわからないドキュメントの面白さとドキドキ感がたまらない。

たくさんの企画がある中

アポなし企画で気にいっているのはコレ。


ヒット曲、てんとうむしのサンバの歌詞で「あなた〜と私は〜」を

ダジャレで「アラファ〜ト〜と私は〜」として

アラファト議長とデュエットした〜いという企画。


すごいのは

当時、PLO議長だった故アラファト氏に逢うため

紛争地区であるガザ地区までアポなしで出向き

アラファトさんが歌を知らなかった(当然)ので

デュエットできませんでしたが、逢うことができたのです。




また、「進め!電波少年」の後番組「進ぬ!電波少年」の企画で

「なすびの電波少年的懸賞金生活」という企画も好きでした。




アパートに連れてこられたなすびという名のタレント。

「人は懸賞金だけで生きていけるのか?」 と告げられ

全裸にされガランとした何もない部屋で懸賞金生活が始まります。


ひたすら懸賞プレゼントにはがきで応募、

当選した商品や食べ物だけで生活し

総額が100万円を越えたら終了というルール。

ほぼ1年で完結させたのですが

人間はなんとでもなるのだと感動いたしました。


「あの企画」も「この企画」もと面白かった企画がたくさんあります。

残念ながら電波少年系の番組は終了し淋しいかぎりでしたが

ロケもの企画を受け継ぐ番組がいくつも現れました。



CM不況で苦しいテレビ局にとって

安上がりのロケもの番組は

増やしていく可能性がありますね。

増えていくことを希望。