史上最強のロボット!


幼少の頃、夢見た21世紀の科学文明。


未来には相手の姿が見える携帯通信機やロボットが人と同じように暮らし、

戦争のない平和が待っていると信じていたものでした。



実際21世紀になった今、

当時憧れていた通信機も携帯電話やパソコンで現実のものとなり

共存とまではいきませんが

掃除ロボットや自立型ロボットトーイなど

かなり精巧なロボットも存在します。



日本は世界にまれにみるロボット先進国。


数年前にはペット犬ロボットや猫ロボットが売られたりして

ロボットもかなり夢に近い世界になった気がします。



ロボットと言えばやはり人のように2足歩行で歩いて欲しいもの。

2足歩行ロボットといえば

本物の鉄腕アトムを創りたいを合言葉に作られた

HONDA製の「ASIMO」はスゴイ。



CMでおなじみですがスムーズに走ったり、

食事トレーをスムーズに渡して

エネルギーがなくなりそうになると

自ら充電器に赴き充電します。



人と近い大きさでいい線いっているのなら

巨大ロボットも可能では? と思ってしまいがちですが

現実はそうもいかないようです。






そういったロボットにまつわる話を

ロボット製作の最前線にいるロボットクリエイターの高橋智隆さんと

特撮、アニメなどの空想科学を実際に科学で検証する

おなじみ柳田理科雄さんが

対談している本「史上最強のロボット!」が面白い。


最強といってもアニメなどのロボットの強さではなくて

思考力、飛ぶ、早さなど切り口をかえて

テーマにそった形でロボットを語っています。


HONDA製の「ASIMO」は見た目は走っているように見えますが

実際は早歩き。

走るということは両足が交差する時点で空中に浮いている、

実際ロボットでそうすると付加がかかり逆に遅くなる・・

など興味深いことばかりです。



でも、巨大ロボットやモビルスーツはそう簡単にはいかないようで

実際動かすとなると直立さえもままならないし

歩くだけで搭乗員は操縦席が激しく揺れ

ロボット酔いするようです。

こんな実用的ではない巨大人型ロボットを誰がつくるんでしょうね。


将来、巨大ロボが動いている姿が見られるのでしょうか。