レコード



世界的に、レコードが売れているそうです。

音楽業界の復活? いえ違います。

黒い溝のある円盤に針を落して音楽を鳴らす

そう、あのレコードです。





買っているのはレコードを懐かしむミドルエイジではなく、

20〜30代後半のレコードを見た事がない世代。


あわせて安価なレコードプレイヤーも

販売したら即完売。





中古レコード店は大変な賑わいらしい。

もちろん、中古レコードが中心ですが

最近活躍しているアーティストの新作アルバムも

レコード化もして販売をしているそうです。



「同じ曲をデジタルとアナログを聞き比べると

アナログのほうが暖かみがある音がする。」


「レコードジャケットがインテリアとして楽しめるし、

持っているという実感が湧く」


というのが主な理由。


たしかに便利に音楽が聴ける世代からすると

新鮮なのかもしれません。



私にとってのレコードは手間なだけで

あまり印象はよくない。


静電気をふせぐスプレーを盤に吹き付けることをかかせず、

レコード用のパックで常にこびりついたゴミを除去して管理。

同じ曲を聴きたい時は手動で操作、

どんなにがんばってもパチパチと雑音が入る・・など。


まあ、手間がかかる分愛着が湧くということもあるのですが。


ウォークマンが発売されて

家や車の中でしか聴くことしかできなかった音楽が

どこでも聴くことができるようになりました。




レコードをテープに録音するという作業も増えました。

私は学校帰りに貸レコードでアルバムを借りて

カセットテープに録音をしていました。


いくら高品質のテープで録音しても

レコードの音にはかなわない。


雑音がなく音がクリアで持ち運びできるものって

出ないものかと思っていたところ

CDというデジタルディスクが発売され

あっという間に入れ替わりました。


今や音楽はCDでもなく

スマホで聴ける時代。

昔では考えられなかった事ですね。


音楽を自分のスタイルにあわせて

楽しむ時代かもしれません。