ひらかたパーク(ひらパー)


枚方と書いて、何と読む?
近畿圏以外の方にはむずかしいかもしれません。

答えは“ひらかた”

大阪の北東部にある枚方市
そこに明治時代からつづく古い遊園地があります。
その名も「ひらかたパーク」。
関西では通称「ひらパー」で知られています。




私の幼い頃によく連れていってくれました。
はじめてジェットコースターに乗ったのも
オバケ屋敷体験もこの遊園地でした。







中高年の関西人にとって
ひらかたパークといえば菊人形。
毎年、NHK大河ドラマをテーマに
本物の菊で作られた衣装をまとった人形達で
人気を博しました。
アイススケートリンクや流動式のプールも設置。


しかし、他にも人気施設が増え
菊人形の人気も陰りをみせはじめます。
毎年のように赤字が続き、
いよいよ老舗遊園地も終園か? と思われたのですが
2006年から大躍進が始まります。

ひらパー兄さん
と銘打って、人気漫才師ブラックマヨネーズの小杉さんを起用。
不思議な世界観のCMと
ひらパー兄さんを使った園内の企画のおかげで
ひらパーが再ブレイク。






小杉さんが引退後、
なんと枚方出身のV6の岡田さんを超ひらパー兄さんとして
CM起用してさらに躍進。

岡田さんを園長として就任。
2015年は「ありがとうイヤー」と題し、
「おま!」以外の叫び声を禁止する「おまライド」などの新しい企画を行いました。







そして、2016年3月画期的な観覧車が登場します。
名付けて「ロシアン観覧車」。

ロシアンルーレットのように
40台あるうちの4台のゴンドラが真っ黒なガラスで覆われ
外が見えないのです。
たまたま真っ黒ゴンドラの人は
音声ガイドにあわせて中に置かれている写真集で
そとの景色を楽しむのです。

次々と斬新な企画のおかげで
2年連続年間来園者 100万人を突破したそうです。

某娯楽施設のように大規模なお金をかけなくても
がんばっている遊園地があります。
これからの展開がますます楽しみです