1970 大阪万国博覧会 1


誰もがここに来ると安らげる場所があります。

私は大阪万博公園です。

1970年に万国博覧会が開かれた場所。

千里山という丘の広い敷地で行われました。
私は当時5歳。

千里山のふもとに住んでいました。


開会式の日、叔母と一緒に買い物中をしていました。

青空に大きな音がしたと思ったら

色のついた煙を引きづりながら

規律正しく飛ぶ戦闘機。

そう、ブルーインパルスが開幕を記念して

クロバット飛行をしてたのです。

いまだに印象が残っています。

迷子ワッペンを胸に装着し

叔母に連れらて万博へ行きました。


中の様子の事はあまり覚えていませんが

長い列に並んだこと、

太陽の塔をカバーするような建物から見上げたこと

モノレールのようなものに乗ったことが印象的です。


万博が終わったあとも

一部施設が残され

緑溢れる公園になっています。

当然、太陽の塔も残され

美しい姿を見せてくれます。




塔の高さ70m、基底部の直径20m、腕の長さ25m。

未来を表す上部の黄金の顔、

現在を表す正面胴体部の太陽の顔、

過去を表す背面に描かれた黒い太陽の3つの顔を持つ。

芸術は爆発だ

そう岡本太郎先生の作品。





今は表しか見えませんが

開催当時は中に入ることができました。

太陽の塔の体内は

生き物の進化を螺旋を描きながら

続く階段だったらしい。


太陽の塔は私にとっては菩薩像と同じです。




しばらく改装工事のため

姿が見られないらしいので

先日、ひさしぶりに万博公園に行ってきました。