クラブ ハリエ
JR大阪駅を中心に広い地下街があります。
通称「うめちか」と言われています。
網目のようにはりめぐらされた道を
所狭しと人々が闊歩しています。
阪神百貨店の食料品売り場にも隣接していて
その前を通るといつも長蛇の列を見かけます。
大阪では平均的においしいお店が多いせいか
長蛇で並ぶようなお店はあまり見かけません。
「何のお店だろう?」と様子を見てみると
どうもおいしいバームクーヘンを売っている店らしいのです。
ガラス越しに丸太のようなバームクーヘンが
いくつもが並べられています。
バームクーヘンといえば、
イベントで作ったことのある人に聞いた話によると
ドイツの高級菓子でドイツ人にはなかなか口に入らない高級菓子で
存在自体を知らない人がたくさんいるのだそうです。
ドイツの人が日本に訪れた時に
バームクーヘンがいろんな所で見かけて買えるので大変驚いたのだそうです。
地下街の長蛇のお店の名は「クラブ ハリエ」。
この「クラブ ハリエ」というお店、
実は滋賀県で有名な老舗の和菓子屋「種屋」が作った洋菓子専門のお店です。
この種屋さん、昔の風情が漂うお堀で有名な近江八幡にあり
145年も前から営業をされています。
長年にわたる和菓子のノウハウを活しながら
美味しい洋菓子を作ろうと始めたらしい。
近江八幡に訪れた時に種屋さんに立ち寄ったことがあります。
種屋さんのお店は昔のままの歴史ある建物。
和菓子販売のほかにもランチが頂けます。
年期の入った建屋で2段お重の和食ランチはなんとも贅沢。
種屋のすぐ側にあるのが「近江八幡日牟禮ヴィレッジ」。
レンガづくりの洋館です。
種屋とは真逆。
色とりどりの洋菓子がたくさん販売されています。
そして、最近種屋さんが新しい店舗をかまえたらしい。
この店の建家がなんとも斬新です。
まわりは田んぼ、山を背にした大きな屋根は芝?が植えられてみどり。
『ラ コリーナ近江八幡は、自然を愛し、自然に学び、人々が集う繋がりの場。
八幡山から連なる丘に、緑深い森を夢み、自ら木を植え、ホタル舞う小川を
作り、生き物たちが元気に生きづく田畑を耕しています。
このような環境の中に、和・洋菓子のメインショップをはじめ、たねや農藝、
本社、飲食店、マルシェ、専門ショップ、パンショップなど、
ゆったりとした自然の流れに寄り添いながら、長い年月をかけて手がける壮大な構想。
種屋公式サイトより引用』
そんなコンセプトらしい。
全国的にあまり知られていない滋賀県ですが
古い神社仏閣が周辺も含めて残っていて
関西三都に負けないくらいの魅力ある所です。