トキワマンサク
なんだか昔話の主人公の名前のような・・
実はお花の名前です。
花びらは細くてたくさん。
なんだか花火が開いたかのような感じです。
垣根越しにたくさんの紅色の花を咲かせた中木をみかけますが
これはベニバナトキワマンサクといって変種。
育てやすいことから各地の庭木として見かけることがあるかもしれません。
けれど、原種であるトキワマンサクが自生しているのはスゴく限定的な場所。
色も淡い黄色らしい。
海外から偶然持ち込まれて発見され、
後に国内での分布も確認されたというおもしろい経歴があります。
日本で発見されたのは、
中国から輸入されたランの鉢についていた苗でした。
それが開花して、1905年にトキワマンサクの名前が付けられました。
当時は中国特産の樹木とされていましたが、
1931年に伊勢神宮で発見され、
のちに日本の限られた地域やインドでの分布も確認されました。
伊勢神宮に咲くだなんて神ってますね。