明治村 vol.6


5丁目エリアから

明治時代の蒸気機関車に乗ってSL名古屋駅に到着。

さらにバスに乗り換えて、

チンチン電車に乗った「市電 京都七條駅」まで戻りました。


短時間とはいえ、

汽車やバスに乗らないと移動に時間がかかるのは

敷地がかなり広いということです。


以前来たときと比べてとても広くなった印象。

30年くらいたっているのでいろんな建物を増やしながら

規模がでかくなったのでしょう。


バスを降りて3丁目エリアに移動します。



最初に訪れたのは「芝川又右衛門邸」

明治の頃、輸入業で財を成した芝川又右衛門が

兵庫県西宮で別邸として建てた洋風の豪邸です。


昔のドラマにでてくる、

いかにも大金持ちの家という建物。

この中でおもしろい展示がしてあります。


名付けて「明治の厠」。



中にはいるといくつかの便器が展示されています。

外国の方が使われていたのか

便座が木製の洋式トイレがあったのは驚きです。


また、便器に装飾をほどこした美しいものがあり

花瓶として使っても問題ないなと思ってしまいます。

芸術的な便器? 


そういえばこのタイプの便器どこかで見た覚えが・・


瀬戸市の窯垣の小径資料館へ伺ったとき

昔のままのトイレが残されていて

今回みたものと同じ装飾をほどこされた便器でした。





次は「神戸山手西洋人住居」。

神戸の名所である異人館付近にあった建物らしい。

映画「風と共に去りぬ」に出てきそうな住居です。


天候が悪くなってきたのと

歩き疲れでテンションが落ちてきました。


ひらけた所になぜかレンガ造りの迷路があります。

「汐留レンガ迷路」と名付けられた迷路

明治35年、汐留にあった火力発電所の煙突のレンガを使った迷路です。

少し退屈気味の子供たちが遊んでいるのが声でわかります。





見えてきたのがなぜか燈台。


江戸幕府がフランス人技師に

建設を依頼した4つの燈台で

品川で点燈していた「品川燈台」です。


唐突に燈台があるっていうのも

なかなかインパクトのあることですが

明治村ではあまり違和感がないのが不思議。


茶室や幸田露伴の住宅の前を通過しますが

田舎の旧家とさほど変わらないので

興味がもてなくてダラダラと通過してしまいました。


3丁目エリアを一通り周ると

明治の駐在所付近に戻ります。

チンチン電車に乗る前に来たときはいなかった

立派な髭をたくわえた名物の駐在さんが。

お客さんに「暑いの〜」と声をかけています。


そろそろ出口に戻りながら

新たな発見をしてしまいます。

懐の深い明治村、おそるべし。



つづく