明治村 vol.7



帰りのバスが来る時間のことを考えると

正門周辺で過ごしたほうがよさそうなので

正門まで引き返します。


ふと、電車の収納庫のような建物が目に入ります。

「何だろう?」

中に入れるようなので様子を伺います。



中には2両の電車が収納されています。

しかし、普通の車両とは違い雰囲気が違う。


入って右手にはなぜか鳥居があります。

「明治神社」と説明が・・

神社のミニチュアという感じです。


明治天皇や皇族方が乗車されていた専用列車らしい。

金色に輝く菊の紋のレリーフが設置されています。

内装は高級感があり、とても豪華。



飛行機のない時代には列車移動されていたという

時代をうかがえる展示でした。


少し小腹がすいたので

正門付近にあった屋台で何か食べることにします。

途中、「大井牛肉店」という看板。






明治時代に牛肉を食べる習慣ができました。

日本人独特のセンスで作られた料理すきやき。

神戸にあった牛鍋専門店だった「大井牛肉店」の

牛鍋が建物の中で食べられるらしい。


明治時代に想いをはせながら食べる牛鍋もオツでしょうね。


夕食は別のところで食べる予定なので

牛鍋はスルー。



裏手にある屋台では軽食が販売されています。

ふたりが決めたのは

我々珍道中にかならず食べるコロッケ。


食道楽のコロッケ「ひき肉と馬鈴著のコロッケ」と「馬鈴著のコロッケ」。

揚げたてをいただきます。

じゃがいもの甘みとひき肉の旨味がミックスしていておいしい。

割ってみるとミートソースのような色をしています。



お腹も少し満たされたので

三重県尋常師範学校・蔵持小学校」に入ってみます。

当時の教科書や勉強道具などが展示。


ノートではなくて、黒板にチョークで授業を受けていたようです。

木製の机や椅子が教室に並べられています。

小学1年の時の学校が古い学校だったので

ちょうど同じような机や椅子だったように覚えています。






次に隣の「近衛局本部付属舎」へ移動します。

アーチ型の柱が並ぶ建物は面白い。

中では明治時代に活躍した政治家や文豪の人物紹介がされています。

彼らの原寸大パネルで集合写真を撮れるスペースがあります。

並んでみるとみな小柄です。

当時の平均身長はかなり低いものだったんですね。



ちょうど良い時間になったので

正門へと向かいます。



なかなか遊ぶことができ、貴重な体験もできた明治村でした。