鍋まつり


カメラを片手に東海・関西を中心に旅歩きをはじめて15年。

自分の足で歩いて感じた素敵なスポットを紹介するアーカイブ企画第二弾。


毎年、11月23日の勤労感謝の日

「京都中央卸売市場」で

「鍋まつり」というイベントが行われています。


この「鍋まつり」では

フグやカニなどの高級食材や

めずらしい魚などの鍋が驚くほどの安価で食べれます。



京都の旬の食があつまる「京都中央卸売市場」は

JR京都駅から山陽本線に乗り、一駅の丹波口駅の真横にあります。

昭和2年に日本で最初にできた中央卸売市場。



JR京都駅のホームはいくつかありますが

山陽本線のホームは端にありわかりにくくなっています。

それでも嵐山方面で紅葉狩りにむかう人達がたくさんいます。



丹波駅口駅に到着。


「京都中央卸売市場」は線路の高架下にも面しているので

駅を降りるとすぐに市場の入口となります。

11時開場ということで地元や近隣の人らしい人々がたくさん訪れていました。

野菜や果物の入ったダンボールが山積み。



意外な産地で取れた野菜や果物は箱書きで知ることができます。

会場はスゴイ活気。


屋台が連なり、ご自慢の鍋の看板が立てられ

列を作って待っています。

さっそく鍋へと目の前に現れたのが

大きな魚の魚たく。

「この鍋の魚ひょっとして・・・?」 





大きな口に平べったい体の独特な魚「アンコウ」。

スキンヘッドの板前さん?が

1mちかくあるアンコウを吊るして

解体の実演もやっています。

アンコウは体が柔らかく

まな板では解体しにくいため

吊り下げたうえ、水を口からたっぷり入れて解体します。

たくさんの人だかりの中

子供達は興味津々。

吊り下げられたアンコウを隣に記念撮影です。




それぞれのブースに各地方の名物を調理したお鍋が食べれます。

アンコウ鍋は大人気。

淡白で品のある味わい。

カニ鍋は小ぶりですがカニがたっぷり。

最大2mになるという巨大魚ハタの「ハタ鍋」

大ぶりの松茸入り「松茸にゅうめん」

地鶏の旨味たっぷり「とりとり鍋」

長野のりんごを使った「りんごのシロップ煮」を堪能し

少し会場内を散策します。




八角形の弁当箱を開くと新鮮な海産物がてんこもり!


湯がいたカニをほぐしたものを酢飯に敷きつめ

カニの剥き身、ウニ、マグロ、ハマチなどがのっています。

豪華な食材なのになんと1000円。





食べてみると酢飯の甘すっぱさに海産物がマッチして最高。

カニの身がほのかに甘くてウニをからめて贅沢に食べます。

たくさん食べたのでさすがに他をまわるのを断念。


新鮮な食材が堪能できる機会です。

紅葉狩りのついでにお立ち寄りされてはいかがですか。