愛知県 知多半田の探訪記 2009年 その4



國盛「酒の文化館」で日本酒の試飲を楽しんで

少しほろ酔いの状態で

幻のカブトビール作られていたという

半田赤レンガの建物が特別公開(2009年5月3〜5日)されるので移動します。



少し距離があるので酔い覚ましの散歩のつもりで歩きます。

次にむかう半田赤レンガの建物というのは

国の登録有形文化財に指定されているそうで

明治31年にカブトビールの製造工場として建てられた

全国でも有数のレンガの建造物。



カブトビールのカブトと

こどもの節句の兜(かぶと)にちなんで2009年5月3〜5日の3日間に

特別に建物の中を公開するということで

ちょうどいいタイミングでした。



今は売られていないカブトビールを復刻したものが

飲めるということで大変楽しみ。



しばらく歩くと道路沿いに茶色の建物が見えてきました。

広い運動場くらいの土地に朽ち果てた味わいのある建物。

中に入るとところどころの壁は崩れてはいますが

しっかりとした状態にたもたれていました。

運営スタッフらしい人は近所の学校の生徒さんで

ボランティアでやっているようです。



当時のポスターや建物の歴史のパネルが飾られていました。

パソコンのモニターが置かれていて

まわりのレトロな雰囲気とのミスマッチがなんとなくオシャレ。

出口付近でカブトビールが売られていたので購入し

外の席で飲んでみることにしました。



小ビールの茶瓶に斜めに貼られたラベルには武将の兜の絵。

紙コップに入れると普通のビールよりも濃い琥珀色です。

飲んでみると黒ビールのような香りと苦味が広がります。

本格的なラガービール

「旨い!」


なかなか好みの味です。

初めて日本に来たビールは糖度が強くて

泡が飴のように口にまとわりついて泡が

弱くて苦味がきつかったそうです。


それを改良し炭酸ガス

増やして清涼感をだしていったとのこと。

復刻版は多少改良したあとのものを参考にしたのかもしれません。


懐かしい日本を感じた半田の街でした。