2008年 京都トロッコ列車



2008年に京都のトロッコ列車を楽しんだ様子をご紹介します。


梅雨のどんよりした曇り空。 

JR京都駅の嵯峨嵐山線で亀岡方面に向かいます。

ルートは京都市内から亀岡方面の山側に行き

トロッコ列車で京都の嵐山へ戻るコースです。

トロッコ亀岡駅の乗り換え駅であるJR馬堀駅を目指します。

嵯峨嵐山線の普通列車に乗っていると

普段通勤の時の風景と変わらないのですが

トンネルを抜けるとガラリと一転し

山の中へと一変します。

保津川でカヌーを楽しんだ子ども達が乗り込んできたりして

ムードが高まります。

JR馬堀駅を降りると先ほどまで降っていた雨があがっていました。

トロッコ亀岡駅に徒歩で移動なのでラッキーです。




「さすが晴れ男」と自画自賛しながら

見渡すと子供の頃親しんだような田園風景。

空気がよくて気持ちがいい。

トロッコ亀岡駅は木造風の造りでなかなか素敵。

ベルで童謡を演奏する機械がBGMとなっています。

階段をあがり改札に出るとすごい人。

外人さんたちも混じっています。

ホームにはたくさんの徳利を持った

おなじみのタヌキの置物が飾られています。

しばらくすると赤と黄色の派手なトロッコ列車が到着。




嵐山から乗り込んできたお客さんを下ろします。

列車に乗り込むと少し懐かしい雰囲気の座席でした。

出発するとうるさいくらいの車掌さんからの解説が始まります。

山は雨に濡れしっとりとしていて

なかなか雰囲気が良い。

保津峡に沿いながら列車は進みます。



少しするとなぜか

鬼の面をかぶった人が列車内をねりあるきます。

ときおりそれを見た子供の泣き声が聴こえます。

土地の伝説があるそうなのですが

外を見ることに夢中でよくわかりませんでした。

列車はガタガタ音をたてて進むのですが

それがなかなか良い感じです。

今回めずらしい風景を見ることができました。

山の上のほうにある靄(もや)が

川まで降りてきて川面から煙が立ち昇っているような

幻想的な風景です。 

短いけれど素敵な25分の列車の旅は終わりです。