2015年 姫路城探訪 その3


西の丸で家来達の生活ぶりを楽しみました。

いよいよ本丸です。


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天守閣まで1時間30分』の看板。

大変な人気で長蛇の列です。

「この日は大変な暑さ、耐えられるだろうか?」

城碧を沿うように並びます。



すると壁に三角形の穴が。

そう、ここから鉄砲を撃つのだそうです。

やはり防御は完璧。




やっと城下へたどり着きました。

それにしても暑い。

雲ひとつない晴天です。

扇風機とミストが涼を与えてもらえます。



城下の城壁に石臼が埋められています。

「姥が石」(うばがいし)と通称される伝説の石です。

伝承によれば、羽柴秀吉黒田官兵衛から姫路を受取、

姫山に三層の天守を築いている時に、大幅な石材不足に陥ります。

その話は城下にも行き渡り、

貧しいとある老婆が石臼を秀吉に供出したところ、秀吉は大変喜び、

石臼を現在の乾小天守北側の石垣にこの石臼を使ったという話です。



城内へ入ります。

いきなり階段。

しかも当時に近い木で組まれた階段です。

高さが低くて頭がぶつかりそうになります。

お城によっては城の中はコンクリートで固め

博物館のような造りになっていて

エレベーターで登るようなところがあります。

しかし、姫路城はできるだけ当時のままにしています。

随分と登るのは大変だったことでしょう。



各階は広い板間。

説明プレートや模型があるものの、

何も置いていません。

おそらく武器や食料があったと思われる場所があります。



二階にある天守閣の実際の骨組みを

ミニチュアで再現した模型は圧巻。




天守閣へ到着しました。

中央に祭壇が祀られています。

ぐるりと窓に囲まれてお当殿様の気分で覗いてみます。





そこには白い瓦で組まれた屋根。

そして一直線に伸びた道です。

しゃちほこも見えます。


お殿様は城下を眺めながら

色々思いにふけったのでしょうね。

まさしく天下を取った気持ち。

大変ですが登った価値がありました。


つづく