2010年木曽路を行く その1


江戸の五街道のひとつ「中山道」。
江戸の日本橋から草津宿まで結ばれていました。

太平洋の海沿いを結ぶ、派手な東海道と違い
中央の山側を突き抜ける道だったらしい。

中山道はたくさんの宿場で結ばれています。
今回は2010年
訪れた長野県木曽郡にある
妻籠(つまご)宿と馬籠(まごめ)宿の旅です。

江戸の宿場情緒が色濃く残されているという話。

 JR中央西線で名古屋から電車で揺られていきます。
台風明けだったので
晴天になることを期待していたのですが
あいにく、どんよりとした小雨のぱらつく天候です。



電車の窓から見える風景が山並とかわり
南木曽(なぎそ)駅に到着しました。
木造風の味のある駅。

この駅から妻籠方面へバスが出ています。
山を背して地元の店が並んでいます。
ハイキングにむかう団体さんやバックパッカーの外人さんなど
ぱらぱらと駅前にいます。

バスが出発。
川に面した山道を走っていきます。
緑が濃く、
少し小雨まじりの雰囲気がこのあたりの風景にあっています。



妻籠宿に到着。
少し流れがはやい川べりにある
駐車スペース内がバス停。
妻籠宿入り口の看板のほうへ歩くと
田んぼが広がり山里の景色。
一緒にバスに乗ったフランス人らしいカップルも撮影に夢中。



大阪生まれとはいえ
まだ田んぼがたくさんある中で育った私は
こういう風景は懐かしく心落ち着きます。

あぜ道の坂を行くと
低い石垣のある家々の細い路地に出ます。



ここを抜けると中山道に合流するらしい。
木々が少しアーチ上に道を囲んでいるので
トンネルを抜ける感じ。
路地を抜けて広がる風景が心躍ります。
そこで見たものは?

「次回 路地を抜けた異空間の巻」