2008年 尾張瀬戸 その2
「瀬戸蔵ミュージアム」という瀬戸のやきものの歴史博物館で楽しんだあと
少し山手のほうに行くと「窯垣の小径資料館」があるので
のんびりとあたりを散策しながら向かいます。
ミュージアムを出て少しすると地元の商店街があります。
昔はかなり栄えていたであろうなごりがあるものの
今はすっかり落ち着いて昭和レトロな雰囲気。
人や車もまばらでセミの声だけが聴こえます。
私、この感じ大好き。
向かう「窯垣の小径資料館」のある場所は
山の斜面にいくつもの窯場があったところ。
山の登り口をさす看板に向かうと細い山道があり
夏山の香りを楽しみながら登っていきます。
斜面には旧いお宅があり焼物の破片のようなものが
塀に埋め込まれています。
数分歩くと「窯垣の小径資料館」という看板がありました。
中は旧家をそのまま使用していました。
なんだか里帰りをして田舎に帰った感じ。
入口にいた案内の人によると
ここにあるトイレの便器は日本で初めて陶器でつくられたものらしい。
覗くと陶器に模様の入った便器がありました。
旧家の広間のような所に大型テレビがあり
DVDで解説を観ます。
麦茶をいただいて扇風機で涼みますます里帰り風。
全盛期の頃は山の斜面にいくつもの窯場があり
職人さんや製品が行きかったんだそうです。
塀に埋められていた焼物は
使い古した窯道具を再利用したものでした。
遅めの昼食をとることにします。
瀬戸の名物は焼きソバという噂なので
焼きソバが食べられるお店を探しつつ
尾張瀬戸駅に戻ります。
歩きながら適当なお店を探します。
「これか? w(゚o゚)w」と振り向くと「うどん *1」
「こっちか? w(゚o゚)w」と振り向くと「うどん *2」
「名物はひょっとして焼きソバじゃなくてうどん? ((-_-。)」
と疑いつつ
駅近くの「瀬戸の銀座通り」という商店街に入ります。
「瀬戸の銀座通り」は歴史が古く明治20年頃からあるそうで
昔からあるお店がありながら
オシャレなお店もある不思議な商店街。
少し進むと濃厚なお茶の香り。
日本茶専門店で抹茶サンデーの看板が
涼をとるために店内で食べました。
お茶の香りをかぎながら冷たいものを食べるのもオツです。
少し歩くと焼きそばの看板発見。
中に入ると3人のおばさんがかしましい声で
しゃべりながらてきぱきと焼きソバなどを焼いています。
早速、焼きソバ定食を注文。
名古屋弁の声が飛び交う中運ばれてきました。
ここの焼きソバの特徴は醤油とソースのブレンドで焼くとのこと
醤油を使うので味はさっぱり。
ご飯は五目御飯。
赤だしのお味噌汁でしめくくり
なかなか安くて旨かったです。
名古屋市内からそんなに遠くないのに
懐かしくやさしい気持ちになる町でした。